初めに

ソフトウェア開発において,版管理システムをチームでどのように利用するかは非常に重要な課題である.特にGitのようなブランチを利用した開発が前提となる版管理システムの場合,無秩序にブランチを作成したり,コミットを行ったりすることで,ブランチの統合作業が煩雑になり,結果としてソフトウェアに不具合が生じることがある. そこで,GitHub Flowを始めとした版管理システムの利用ルールを集約したソフトウェア開発フローが複数提案されている. 本稿では,GitHub Flowを題材とし,コミット等の開発履歴から開発フローに定められたルールをどの程度遵守できているかを検出・可視化する手法について検討する.

実験概要

今回は実際にGitを用いてのアプリケーション開発を2回行ってもらう.アプリケーションのタスクの分類は事前にこちらで行っているのでそのタスクに従っての開発を行っていく. Team A var 1回目の開発の前にGitHubFlowについての講習を行い,実際に観測ツールによって自分の開発における開発フロールール違反を確認してもらいながら開発を行っていく.2回目の開発ではそれを踏まえて開発フロールールの違反を確認できない状態で開発を行っていく.

Team B var 1回目の開発では普段チームでgitを利用して行っているように開発を行ってもらう.2回目の開発の前にGitHubFlowについての講習を行い,実際に観測ツールによって自分の開発における開発フロールール違反を確認してもらいながら開発を行っていく.

開発準備

小島アプリ編 今回はDWRとMyBatisを用いてデータベースを使用したWebアプリケーションを作成していく. 3人の開発者はproject,member,todoの各webアプリケーションをデータベースとjavaで連動させながら開発を行ってもらう.

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