2. 発表スライド作成時の留意点
発表スライド作成時のチェックリストを以下にまとめておく.作成時および発表時に対応できているか各自で必ず確認すること.
- スライドは4:3のデザインテンプレートを利用すること
- 16.9だと正常に表示されない場合があるため
- デザインテンプレートを利用しなければ,ページ間の一貫性が保たれなくなり,非常に見づらいスライドになるため
- すべてのページにページ番号を入れること(手動で入れるのではなく,デザインテンプレートの機能あるいはスライドマスタの機能を利用して自動で入れること).図表の関係で隠れる場合は問題ない.
- スライドの構成は下記をベースにすること(詳細は2.1節参照)
はじめに(背景) 課題 目的とアプローチ 提案手法 評価実験 結果および考察 まとめと今後の課題
- 文字のサイズはできる限り大きくすること(標準28~30pt,最小20pt)
- 未定義の言葉を使わない.一般的な用語以外の専門用語を使う場合は必ず定義を明確に説明してから利用する
- 1つの箇条書きに書く文が極力2行を超えないようにすること(できるかぎりコンパクトに書く)
- スライド2ページに1ページは必ず意味のある図や表を用いて説明すること
- スライド中で説明しない図は使わないこと(すでに説明した図の一部を分かりやすさのために利用するような場合はOK)
- スライドはゆっくり喋って1ページ1分をめどに作成すること.長くかかりすぎる場合は詰め込みすぎ,早く終わってしまう場合は早口すぎか内容が無さ過ぎ,ということを理解して作成すること
- 原則として書いていないことを喋らない,喋らないことを書かない
- スライド間のつなぎがどうなるか考えてスライドの作成およびスクリプト(喋る内容)を作成すること
- スライドを見ている人は2ページ以上前の内容を忘れていると考えてスライドを作成すること.同じ図を再利用するなどして分かりやすくすると良い
- スライド中に箇条書きあるいは文章を複数書く場合,体言止めあるいはそうでないかはできる限り統一すること(少なくともページ内では同じであるようにすること)
- 参考文献をページ中に適切に引用すること(*や†を利用してページ内で引用すればOK)
- 色の使い方に気を付けること.基本的にはデザインテンプレートに従えば良いが,薄い背景に白字や黄色字といった読みにくい色は避けること.ディスプレイで多少見にくい=プロジェクタでは見えない,のを理解しておくこと